外資系エアラインの日本支社って?

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外資系エアラインの日本支社の内情とは?

 

皆さん婚活もお仕事も順調ですか?

 

さて、今日は外資系エアラインの日本支社についてその内情についてお届けしようと思います。

 

皆さんの中には外資系の航空会社のCAの方も多いと思います。

 

本社のある国に住まわれている方もいらっしゃる反面、日本支社に所属する形で日本をベースとしている方も多いですよね。

 

 

世界中に展開する外資系航空会社全体の中で、日本支社って一体どういう位置づけなんでしょうか?

 

 

 

じつはその細部についてはあまり知らないというCAの方が大半じゃないかと思います。

 

意思決定や裁量がどれくらいあって、どれくらいのことが日本支社で出来るのか、今日はその点についてお届けしようと思います。

 

 

 

日本支社は本社の決めたことを忠実に実行

 

ひとことで言うとそういうことなんです。

 

あくまで会社の方針を打ち立てるのは本社サイドで、その方針を着実に日本で実行することが求められるのです。

 

 

裏を返せば、会社の方針や戦略を考えるような経営そのものに関するようなことにはタッチできません。

 

 

 

もちろん日本独自の事情も有るので、極めて限定された範囲内で日本支社に権限が与えられることもありますが、それは稀なケースです。

 

その本社からのお目付け役が本社から来たエクスパットと呼ばれる日本支社長や各部署のマネージャー達なのです。

 

 

 

外資系エアラインの日本支社ってひょっとしてつまらない?

 

本社に言われたことだけをこなすとなると、正直つまらなさそうに聞こえてしまいますよね。

 

 

確かに経営の方針や営業の戦略などに深く関わりたいいわゆる総合職志向の人には向いていません。

 

 

 

そういうタイプの人よりも、このエアラインのサービスのこういう部分に惚れ込んで、心底日本のお客様におすすめしたいと思っているような人に向いています。

 

 

 

 

その点CAであればまさにそのような人物像の方が採用されています。

 

 

CA以外のGHや営業やマーケティングなどの管理部門の人も同様に、このエアラインのことが好きだというタイプでないと勤まらないですね。

 

 

また、本社の方針の全てが日本でそのまま通用するということはありません。

 

 

その部分をいかに日本人向けに可能な限りカスタマイズして工夫できるという器用さも必要ではないでしょうか。

 

本社の方針そのものに疑問を持って違う方策をイメージしてしまうような頭の良すぎる人にはキツイ環境に思われます。

 

 

 

日本支社での日本人と外国人の割合は?

 

どこも大体そうだと思いますが、日本人の方が多い外資系エアライン日本支社が多いですね。

 

本社から来ている外国人(EXPAT : エクスパット と呼ばれています)は支社長や本部長クラスのVIPのみで、その下のポストには日本人でまかなわれている所が殆どです。

 

 

このEXPAT達は大体3〜4年で入れ替わります。

 

 

そして、いかに日本で実績を残して本社の良いポジションに戻るかを第一に考えていますので、彼ら・彼女らにどれだけ手柄を与えることができるかが外資系エアラインでの日本人の価値とも思われています。

 

 

 

日本人同志のことには基本的にノータッチなEXPAT

 

例えば日本支社内での人事異動や配置転換など、日本人同士の人間関係については基本的にEXPATは関わろうとしません。

 

 

そこらへんは結構露骨で、自分が日本に居る間にいかに売り上げやコストカットの実績を積み上げるかが最優先課題なので、それ以外のいざこざには関わりたくない人ばかりです。

 

その点について、日本人社員はうまく立ち回りながら自分にとって働きやすい環境を作っていくことが必要かと思います。

 

 

私のようなCA職であればオフィス勤務とは違って毎回のフライトごとに人間関係も仕事のしがらみも殆どリセットされるのでその点は気楽ですが、GHや管理部門の日本支社の日本人社員はけっこう大変そうですね。

 

 

深く考えない忠実なる日本人になれるかが外資系エアライン日本支社で生きるポイント

 

忠実なるしもべであれ!

 

 

これが外資系エアラインの本社が日本支社に求めることです。

 

当たり前といっては当たり前ですが、耐えがたい人には耐えがたいと思われます。

 

私の周りにもそれに耐えられずに他業種に転職した人も何人か居ました。

 

 

彼らと彼女らは日本支社のセールスやマーケティングをしていたのですが、何かと本社の方針に懸念を持っていて、しかもその懸念が全て当たってしまうというキレ者たちでした。

 

 

彼ら・彼女らがその懸念を持つたびに直属の日本人上司やEXPATに提言しても受け付けてもらえず、結局そのたびに思った通りのトラブルが発生し、だから言わんこっちゃない、ということが繰り返され続けてとうとう耐えられなくなってしまったようです。

 

 

 

語弊があるのを承知で言いますが、あまり頭の良い人には向かないかなというのが正直な私の感想です。

 

このように、外資系エアラインの日本支社は独特の世界なんですよねえ。

 

私みたいに、このエアラインのサービス全てが好きだからここのCAになってサービスしたい、という単純な考え方が一番いいんじゃないでしょうか!

 

 

 

 

 

 

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