CA(キャビンアテンダント)面接ANAの体験談【一次面接】
CA(キャビンアテンダント)面接ANAの体験談【一次面接】
みなさんお元気ですか?
就活戦線もいよいよ中盤といったところでしょうか?
そこで今回は、不肖私の体験談がCA(キャビンアテンダント)を目指す皆さんの参考になればと思い筆を(キーボードを)取った次第です。
今回ご紹介する体験談はANAの一次面接についてです。
私は新卒で日系キャリアに入社して、その後外資系エアラインに転職した経歴のものです。
新卒の時にはANAもJALもその他日系エアライン全てを受験しました。
その時驚いたことが、これほどまでに各社の社風が違うんだということです。
その社風の違いは、各社が求める人材のタイプは大きく異なるということなんです。
ですので、面接対策の重要なポイントとしては、基本をわきまえたうえで、最終的にいかに自分をそれぞれの会社の求める人材に寄せられるか、ということなんです。
一応私はANAもJALも内定をいただけましたし、その他数社からも内定をいただけました。
そんな私のANA一次面接の体験談、良かったらご参考にしてみてください。
ANA一次面接の概要
この日の流れは以下の通りです。
- 受付(予約表提出とネームシールの記入)
- 控え室へ移動
- 面接前のオリエンテーションと会社紹介動画の視聴(15分くらい)
- GD(グループディスカッション)と面接(30分くらい)
- 終了、解散
その日はあいにくの小雨模様でした。
リクルートスーツが雨に濡れないように私は家から最寄り駅まで雨合羽をまとっていました。
最寄り駅から徒歩5分ほどでANAの一次面接会場に到着しました。
既に私はこの時から緊張MAXでしたが、自然と他の受験生達を見ることで段々と落ち着きを取り戻すことができました。
「みんな緊張してるんだよね。一緒だね。」
そう思うと自然とリラックスできたのです。
この時の私の適度な緊張感と落ち着きは、CAとして飛び始めてからも理想的な心身の状態であったと思います。
今でもこの心身の状態を理想として、私は自分の状態について客観的に判断するようにしているんです。
@受付(予約表提出とネームシールの記入)
会場に着いたらまずは受付を済ませます。
受付のスタッフの方に予めサイトから出力した一次面接の予約表なるものを差し出します。
次に名札として使われるネームシールに自分の氏名を記入します。
そして控室へと誘導されました。
この時に私が意識していたこと、それは笑顔と余裕と背筋を伸ばすことです。
もう始まっているんだ
そう思いながらこの3つを意識していたことを覚えています。
A控室へ移動
100人くらい入る控室に順番に座っていきます。
前方のプロジェクターには再生前の会社紹介動画の画面が映し出されていました。
先に座っていた隣の人に「こんにちは」と挨拶して、「いよいよですねー!」とお互いに緊張と不安を分かち合いました。
これが案外良い効果を発揮してくれるんです。
その日は家からANA一次面接の会場まで終始無言という方の方が多いと思いますので、受験生同士の軽い会話は良い慣らしにもなるんです。
B面接前のオリエンテーションと会社紹介動画の視聴(15分くらい)
そしていよいよオリエンテーションの開始です。
前方スクリーンの袖から凛とした制服を身にまとった現役CA(キャビンアテンダント)の方々が入場してきました。
その中のお1人がマイクを手にして、まるで機内アナウンスのような完璧な発声で語り始めます。
「皆さま、本日はANA客室乗務員一次試験にご来場いただき誠にありがとうございます。」
私はこの瞬間鳥肌が立ちました。
とうとう始まる、私の人生ここから大きく動き始める、そう思って固唾をのみました。
その後、GD(グループディスカッション)と面接の要領や結果のお知らせと二次選考について画面のスライドで説明が有りました。
それが終わるとANAの会社紹介動画が放映されました。
基本的にはネット情報で既に知っている内容でしたが、中には初めて聞いたようなことも有りましたので注意して見てください。
そしてしっかりとメモを取るようにしましょう。
是非受験生の皆さんは取り出しやすい位置にメモ帳とペンを携帯しておくようにしてください。
メモをとっている姿も人事と思しき方々からしっかりとチェックされていましたので。
CGD(グループディスカッション)と面接(30分くらい)
動画が終わるといよいよその場でGD(グループディスカッション)の班分けです。
その時のグループは5人で1グループでした。
そしてまずは5分で挨拶や自己紹介が行われます。
この時にGDの役割分担をテキパキと行うと後が楽になりますよ。
また、役割としては司会が一番評価が高いというのは必ずしも当てはまりません。
大切なのは自分の特性に合った役割を引き受けてGDの進行に貢献することです。
ちなみに私は司会は苦手だったので、聞き役に回りながらその都度違う視点や問題提起をするような役割を担当しました。
そしてグループごとに指定された部屋(小会議室)へ移動します。
ちなみに、私達のGDのテーマは「自分の話せる言語が全く通じないお客様とどうやってコミュニケーションを取るか」というものでした。
私はディスカッションの話の流れに乗りながらも、見落としていると思われる解決策などを2-3回提案するようなスタンスでいどみました。
その後集団面接に移行するのですが、質問内容は簡単な自己紹介とES(エントリーシート)からの質問が数件ですぐに終わってしまいました。
GDと面接で大体40分ほどでしたが、結構あっという間でした。
これで一体自分はどこを見られていたんだろうと思いましたが、今思えばGDや面接の内容よりも私の振る舞いや動きに問題が無いかをチェックしていたんだと思います。
あまりに奇抜な行動や考えが有ったらCAとして周囲と一緒に働くのは無理というふるいにかけていたのかと思います。
CA(キャビンアテンダント)面接ANAの体験談【一次面接対策まとめ】
- 家を出て会場に着くまで緊張MAXでも同じ受験生を会場で見れば安心できる。
- 笑顔、落ち着き、姿勢を常に意識。
- 意外に受付やオリエンテーションや控室での振る舞いをこっそり見られていると思われる。
- GDは目立たなくても自分の特性をフルに発揮してチームに貢献できる役割に回るべき。
- 一次面接での受け答えは一問一答、簡潔にわかりやすく。
- 結構あっという間に終わる。
あくまで一次面接ではANAのCAとして最低限のハードルはクリアしているか、実物を見て判断するということかと思います。
ESが素晴らしくても実際に会ってみたら「こりゃあかんわ!」というギャップの大きい人を振るいにかけるというイメージです。
その後、選考が進むにつれて段々とハードルが上がってきますが、それはまた改めて書こうと思います。
どうか皆さまが夢を掴めますように、私の体験談がお役に立てると幸いです!
我も人なり、彼女も人なり!
受験生はみんな同じような不安と緊張の中で必死に戦っていることを忘れないでください!