CA(客室乗務員)の圧迫面接の思い出【対処法】

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CA(客室乗務員)の圧迫面接の思い出【対処法】

 

みなさんこんにちは。

 

今日はCA(客室乗務員)の採用面接時にはよく行われる「圧迫面接」についてお送りします。

 

私もこれまで何度も圧迫面接を経験してきました。
初めて圧迫面接に遭遇した時のことは今でも忘れないくらいに深く心に焼き付いています。

 

子供のころから憧れたCA(客室乗務員)になるという夢を、今まさに実現できるか出来ないかという瀬戸際の修羅場。
その運命のカギを握る面接官が、竹内力さんや伊東四朗さんのような強面のおじさま達だったときは本当に泣き出しそうになりました。
しかも圧迫面接でこれまでに経験したことのない緊張感が張り詰めた雰囲気、私の存在自体をこの人たちは不愉快に思っているような殺気に満ちていました。

 

受験生のみなさんを不安にさせるつもりはありません。
しかし、この圧迫面接は特にCA(客室乗務員)という職種にとってはある意味必要悪なのだと私は思うのです。

 

今日はこのCA(客室乗務員)採用面接における圧迫面接の真意やその対処法についてお送りしますね。

 

 

圧迫面接を行う真意とは?

 

そもそも圧迫面接は意図的に行われているものだということを忘れないでください。

 

会社としても、受験生は自社をご利用になるお客様でもあることを重々承知した上で意図的に圧迫面接を行っているのです。
つまり、あえて圧迫面接をすることでどうしてもあなたのある部分が見たいのです。

 

人は極度のストレスを受けた時に取る態度によって、性格やこれまでの経験の本質がはっきりと現れるものなのです。
圧迫面接ではあえて答えにくい質問や威圧的な態度で接することにより、CA志望者であるあなたの以下のような点を知ろうとしているのです。

 

  1. 危機管理能力
  2. 普段の人と人のやり取りの中で威圧的な態度をされることはまずありません。しかしCA(客室乗務員)採用面接のような人生における重要な局面で圧迫面接に遭遇することはまさに危機的な状況と言えます。そのような状況に直面した時、あなたは頭の中が真っ白になってしまうのか、耐えられずに逃げ出してしまうのか、冷静に状況を改善しようとするのか・・。圧迫面接ではこのようなあなたの危機管理能力を把握しようとしているのです。

     

  3. コミュニケーション能力
  4. 人間だれしも生活の中で他人とのコミュニケーションを取りながら暮らしています。特にCA(客室乗務員)は接客業ですので、どのようなお客様ともコミュニケーションを取る必要がある職種であることは明らかです。圧迫面接では面接官が見た目も中身も威圧的な態度で接してきます。そのような場面に遭遇したら誰でも本能的に緊張感の高まりを感じます。しかし、あなたのその極度の緊張感をそのまま表に出してしまうと益々その場は険悪なムードになってしまいます。これ以上険悪なムードにならないよう、あなたの極度の緊張をコントロールしてながら険悪なムードを和らげてコミュニケーションが出来る状態に持っていく対応力こそがCAに必要なコミュニケーション能力なのです。圧迫面接にはCAに必要なこのコミュニケーション能力をみるという意図もあるんです。

     

  5. CA業務の予行演習
  6. CA(客室乗務員)は実際に機内での接客においてこのような圧迫面接と同じ状況に遭遇することもよくあります。そのような時に、「圧迫面接の時と同じかも」」と思えるような経験があれば精神的にとても落ち着くことができるんです。また、圧迫面接のストレスに耐えられない程度のメンタルの強さならそもそも採用しないという意図もあるんです。機内には本当に色々なお客様がいらっしゃいますので、私が今思うに圧迫面接などほんの序の口程度のことなのです。

 

圧迫面接を乗り切るコツ

 

このように、圧迫面接はCA(客室乗務員)にとって必要なあなたのストレス耐性や資質を確認するために行っているのです。

 

実際にCA(客室乗務員)になってみると、想定外なことや理不尽なことは多くあります。お客様に考えられないようなクレームをつけられることもあります。あなたがそういう理不尽に耐えられるかどうかを、理不尽な面接をすることで見ているということを忘れないでください。

 

それではどうやってこの圧迫面接を乗り切れば良いのか、私の経験からそのコツを伝授しましょう!

 

 

意地でも平常心を保つこと

 

「あんたCAに向いてないんじゃないの?」

 

と強面のおじさまに睨まれながらドスの効いた声で言われたらどうすればいいと思いますか?

 

動揺して泣き出してしまったり、何も言えなくなってしまいそうになるのは分かります。

 

しかし、ここでそのような態度を見せると「ストレス耐性のない人間」であると判断されてTHE ENDです。

 

ゆえにこの場面では、意地でもそれらのあなたの本心を表情や声や態度に出さないようにしましょう。
面接官は本心であなたを圧迫するようなことを言っているのではありません。ですので、威圧されたり否定的なことを言われても、「はい圧迫面接はじまりー。ゲームスタート!」位に思って冷静に対処しましょう。

 

 

喧嘩腰にならない

 

人によっては圧迫面接で高圧的な態度を取られたら、逆に喧嘩を売られた気分になって怒り心頭になってしまうという方もいるでしょう。
しかし、そうなってしまってはこれもTHE ENDです。
平常心を保つというのと同じことですが、面接官の挑発に乗って喧嘩腰にならないことも大切です。

 

「あんたCAにはいてないんじゃないの?」

 

と言われたときに、

 

「なぜですか?私どのあたりに適性が無いんですか?教えてくださいませんか?」

 

と喧嘩腰になってしまう人、気持ちはわかりますがそれはよくありません。何度も言うように、面接官CA(客室乗務員)として必要なあなたの適性を見ているのです。

 

 

3秒で一呼吸、そしてやんわりと否定

 

 「あんたCAに向いてないんじゃないの?」

 

と言われたらまずは、1・2・3、と軽く心の中で数えながら、2秒で軽く息を吸って、1秒で息をスーッと吐いて冷静になりましょう。
そして、このようにやんわりと回答してみてください。

 

(新卒) 「確かに私はCAの業務は未経験ですし、未熟者なのでそう思われても仕方ありません。しかし、学生時代にはこのような経験をしており〜」

 

(既卒) 「確かに私は(御社の)CAの業務は未経験ですし、未熟者なのでそう思われても仕方ありません。しかし、前職ではこのような業務を経験をしており〜」

 

といったように答えるのが良いでしょう。

 

ポイントは最初は相手に譲歩することです。いきなり冒頭から否定形で話し始めると少し喧嘩腰に見えてしまいます。
まずは軽く面接官の言葉を受け入れましょう。そして、面接官が言ってきたことをやんわりと論理的に否定するのです。

 

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限度を逸脱したひどい言葉は右から左に受け流す

 

こういう歌昔流行りましたよね(笑)。

 

これってある意味人生の真実のひとつだと私は思うのですが、CA(客室乗務員)採用時の圧迫面接にも通じるところがあります。

 

圧迫面接はCA(客室乗務員)としての適性があなたに有るかを見るためにやっているものだと申しました。しかし、たまにですが、面接官の中には自分のストレスを解消するために、あなたにひどい言葉を投げつけるような怪しからん人がいるのです。
あなたの容姿や人格を根本的に否定するなど、聞くに堪えないような言葉を投げかけられることもあるかも知れません。
そんな時は、その場では適当に「左様ですか」などと言って右から左に流しましょう。そして、あなたにとってどうしても耐えられない位の卑劣な言葉を浴びせられたのであれば、その会社は辞退することも視野にいれてください。そこまでのひどい言葉を投げかける人が働いている会社であなたは働きたいと思うのか、そのことををよく考えてみることが大切です。

 

また、そのような言葉を真に受ける必要はありませんし、あなたはそんな人では無いということを忘れないでください。
そんな小さなことはとっとと忘れて次に進みましょう。こちらでご紹介したヨガの考え方では、人はみな宇宙の一部、そのような大きな視点から見ればこんな些細なことなど取るに足りません。

 

ただし、そのことがセクハラやパワハラに該当するようであればその会社の人事部に正式にクレームを入れて、場合によっては法的措置も視野に入れて対応しましょう。

 

CA(客室乗務員)の圧迫面接の思い出【まとめ】

 

圧迫面接は精神的につらいものです。

 

昔から憧れてきたCA(客室乗務員)になれるかなれないかという人生の重大局面なら尚更緊張してしまいますよね。

 

しかし、対処法を事前にしっかりと学べば恐れるに足りません。ぜひこのページに書かれたことを頭に入れて面接に行ってください。
圧迫面接に実際に遭遇しても、「これはテストなんだ。ゲームなんだ。」と思いながら一呼吸置いて冷静に対応することがコツです。

 

CA(客室乗務員)としてこれから遭遇するであろう想定外のストレスがかかる状況で、あなたがそれに対処することができる人なのか、ということを見るために意図的に行っていることなんだということを肝に銘じて、冷静に対処しましょう。

しえすたのプロフィール
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